2022/04/15 活動報告
インターンシップを受入れました
京都芸術デザイン専門学校さんからインターンシップを受入れました。
社会経験や就職体験を通して将来のキャリアプランを考えるきっかけを作り、就職活動に対する目標意識や意欲の向上を目指すという学校側の趣旨に賛同して、今回の受入れを決めました。
同興商事としても次世代を担う新卒の採用が大きな命題となっていて、インターンシップが若い世代にシルクや繊維業界を知ってもらうきっかけになればと思っていたところ、シルクに興味を持ってくれた生徒さんが一人応募してくれました。
まずは実際にシルクに触れる機会を作ることと、そして2週間という短い期間の中で何か達成感を感じてもらえたらと考え、リストアップされたニューヨークの代理店向けのハンガーサンプルを準備するというお仕事をしていただきました。具体的にはリストの生地を棚からピックアップし、アイロンをあててハンガーを作成するという作業です。
作業の目的を理解し、真面目に効率よく作業をしていただき、期間内に89点全てのハンガーを揃えてもらいました。自分が作ったハンガーサンプルを、ニューヨークのお客様が手に取って注文をしてくれる。それを想像しながら作業してくれたら、仕事の楽しさが少しわかってもらえたのではないかなと感じます。
若い方がシルクに触れる機会は少ないと思いますが、今回生徒さんは実際に毎日手に取ってみて、広げたりカットしたりする中で、シルクの質感がよくわかり、織り方や加工による風合いの変化で色々なものに使われる可能性があることなどが実感できたようです。
また、自社ブランドの会議にも参加し、企画の進め方なども実際に見ることができ、良い経験になったようです。
同興商事のように一つのものに特化した商品を扱う仕事は、他社にないものを提供できる強みがある代わりに、スタッフは専門的な知識やスキル求められます。今回のインターンを通じて、よりよいモノづくりをするためには、自分が何をしたいか、ゴールを決めて行動することで、結果自身のスキルを高めることにつながるという社会人として必要なことも学べたようです。
また、京都本社はスタッフが全員40代以上で、これまで中途採用の方を受入れた経験はありますが、社会経験のない真っ新な若い生徒さんにもわかるように説明して作業をしてもらうことは、私たちスタッフにとっても少ない経験で、とても勉強になりました。
今回のインターンシップは生徒さんにとっても、当社のスタッフにとっても有意義なものとなりました。またご縁があればインターンシップの生徒さんに来ていただく機会を作り、これからもシルクや繊維業界のことを少しでも知ってもらう場を提供できたらと思います。
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