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2021/02/22 絹糸の種類

その他絹糸の種類③

●副蚕糸

生糸を製造するときに出るクズ及びクズ繭のこと。

糸の繰り出し口の繊維である『きびそ』や生糸を取り終わったあとの残りかす『びす』などを指します。

●絹紡糸(スパンシルク)

副蚕糸を原料にしてワタにして練って紡いだもの。生糸より光沢は少ないですが、絹紡糸は短い繊維を撚り合わせて長い糸にしているため、生糸撚糸に比べて含気量が大きく、ふんわりとした肌ざわりと柔らかな肌触りが特長です。もともと生糸の代用品として単価が安かったのですが、現在では生糸と同等かそれより高いものも流通しています。古くから単独または生糸や玉糸と混ぜて、和服の普段着や風呂敷に使用されてきましたが、絹糸の基本的な特長は失われず、保湿性、吸水性、放湿性に優れていることから、近年では他の繊維と混ぜて洋服や靴下、肌着にも使用されています。

 

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